明混とは

 明治大学混声合唱団、通称「明混」。
 明治大学生のみで構成された我が団は、その歴史と特色に誇りを持ち、今日も明治大学のどこかの校舎で歌声を響かせています。





写真:第61回定期演奏会



 1950年に明治大学交響楽団合唱部として誕生しました。翌年、明治大学合唱団として正式に認可され、翌52年12月に第1回定期演奏会を開催しました。以降、関東合唱コンクールに出場、地方公演、テレビ・ラジオの収録にも積極的に取り組むなど活動の幅を拡げていきました。61年に同団合唱部はそれぞれ混声合唱団とグリークラブに分かれて活動をはじめ、今日に至ります。

 その後も精力的活動を続け、64年〜65年に小林研一郎先生を常任指揮者に迎えました。67年からは、戦後日本最高の大テノールである高田作造先生を音楽監督兼ヴォイストレーナー(後に総監督・現永久監督)にお迎えし、2010年に逝去されるまで、43年の長きにわたりご指導いただき、その間に卒団した団員は1000人を超えます。

 また、東京六大学混声合唱連盟・関東近郊合唱連盟にそれぞれ加盟し、多くの大学と交流を行っています。


 我が団からは、卒団生として数多くの歌手を輩出しています。

 2011年以降は、常任指揮者に松下裕先生を、ピアニストに田頭尚子先生を、2015年以降はヴォイストレーナーとしてソプラノ歌手の川村純子先生、テノール歌手の東小野修先生をお迎えしました。
 顧問にはOB合唱団コーロ・ディ・メイコン団長である佐藤雄之氏をお迎えし、更なる発展を目指しています。


 明混の最大の特色は、高田先生、松下先生、川村先生、東小野先生の指導の下で研鑽を積んでいるベルカント発声で、さまざまなジャンルの合唱に取り組むことであると言えます。中でもヴェルディ、プッチーニ、マスカーニなどに代表されるイタリアオペラの合唱は最も得意とするところです。その他、ヴェルディ、モーツァルト、フォーレが作曲した世界三大レクイエムや、C.オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」、S.ラフマニノフ作曲「晩祷」等の大曲にも取り組むなど、その力強い音楽活動は高く評価されています。

 第60回記念定期演奏会(2011年12月、昭和人見記念講堂にて)は、高田作造永久監督のご遺志の下、ALL明混オペラフェスティバルと題して行われました。
 客演指揮者に三石精一先生をお招きし、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、明混出身の歌手、または長年明混でソリストを務めていただいた先生方と共に、学生・OBを合せ総勢180名による合唱で、椿姫、イル・トロヴァトーレ、アイーダ、カヴァレリア・ルスティカーナのオペラ名場面を演奏し、まさに60周年の集大成といえる演奏会となりました。
 故高田先生への思い出で一つになった演奏は、客席との大きな一体感をも生み、一人一人の心に刻まれました。


 現在、明大の全学部から100名を超える団員が在籍しており、学内最大級の音楽団体として活動しています。
 東京六大学混声合唱連盟定期演奏会(5月)、OB合唱団Coro di Meiconとのジョイントサマーコンサート(6月)、そして集大成である定期・苑t会(12月)を中心に・Aその他有名オーケストラや一流ソリストとの共演、さまざまなジャンルのトップアーティストのバックコーラスや、テレビ、ラジオ、CM等の収録など、活動の場を広げています。



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